サイレントマニプレーション
サイレントマニプレーションとは?
~難治性の五十肩(凍結肩)に対する次の一手となる治療~
五十肩で肩の動きが極端に悪くなった状態に対して、麻酔をかけて痛みを感じないようにした上で、
拘縮した肩関節をゆっくりと強い力をかけて動かし、硬くなった関節包をはがすことによって肩の可動域を改善する治療法です。
対象
以下のような症状がある方が対象となります。
・肩の可動域が著しく制限されている
・睡眠中に痛みで目が覚める、着替えや洗髪が困難など、日常生活に支障が出ている
・リハビリや注射などの治療を続けてきて十分な改善がみられない
- 1. 麻酔処置(所要:約15分)
首の付け根にある神経への神経ブロックと、肩関節内の麻酔注射を行い、痛みを感じない状態にします。
- 2. 肩関節の操作(所要:約5分)
麻酔がしっかりと効いたことを確認したうえで、肩関節をゆっくりと丁寧に動かし、硬くなった関節包をはがしていきます。
- 3. 経過観察(所要:約15分)
施術後は、15分ほど安静にして経過観察を行ってからご帰宅いただけます。
治療後の注意とケア
治療直後は麻酔の影響があります
治療後2〜3時間ほどは、麻酔の影響で治療した側の腕に力が入りにくい状態が続きます。
そのため、車の運転や手作業などは控えていただく必要があります。
翌日からのリハビリが大切です
施術によって動かせるようになった肩も、動かさないでいると再び癒着が起こって拘縮が再発してしまうことがあります。
翌日からしっかりと肩を動かしていくことが大切です。良好な可動域を維持するため、リハビリを継続しましょう。